真鯛 / Madai(Red Seabream)
Japanese traditional lucky charm
真鯛は、邪気を払うとされる赤い色を持つ、縁起の良い高級魚。
「おめでたい魚」で、慶祝事や神道において欠かせません。
20~40年も生きる長寿で、体長は1メートルを超え「百魚の王」と呼ばれます。
春は桜鯛、秋は紅葉鯛と呼び、鯛と名のつく魚が200種以上あるのは、真鯛を好む表れです。
恵比寿様の持物も釣竿と真鯛で、地道な商売を好む象徴となっています。
鯛の鯛
鯛は、骨も縁起物とされ、「鯛の九つ道具」と呼ばれます。
その一つ、胸ビレの付け根にある「鯛の鯛」を意識して、
胸ビレを、大きく外に張り出させ、力強く旋回して泳いでいる形にしています。
お金に困らないと言う縁起物で、「めでたい鯛の中でさらにめでたい」と言われ、
「縁起物と長寿である力強さ」を表現しました。
なぜ、片身なのか?
片身で泳ぐ真鯛とは、少々グロテスクではありますが、これは、ウルトラバロックです。
日本で言うところの、禅僧
真鯛は、その生命力や力強さが象徴されますが、それを片身で表し、さらに、その力強さの源は、その意思にある、としました。
いくら長寿の真鯛であっても、生き物は、必ず老います。ですが、その意思は、老いることはありません。
長寿祈願ではなく、その意思は死なない、という真鯛です。
※ ウルトラバロックは、ヨーロッパのバロック様式がスペインによってメキシコに入り、先住民アステカなどの死生観なども入った、
よりゴツゴツとした装飾が用いられるメキシコ独自の宗教観を伴うバロック様式や、風土、文化。
※ 風狂 仏教本来の常軌(戒律など)を逸した破戒。
全長3.8センチですので、見えにくいのですが、
不動明王の脇侍である
「憤怒であるのに理知や哀れみの眼」と言われるもので、魚であっても、
しっかりとした心(意思)を持った真鯛としました。
用の美、
古典の帯留には、透かしを入れたものなど、帯留の金具自体が美しいものがあります。
本当に美しいものは、裏から見ても美しいです。
美しさとは色々ありますが、通常、帯留金具は楕円を基本にしますが、この琴柱は、四角形を基本にし、
帯に当たる側面に、様々な円(アール)を入れて作っています。
シンプルに見えるかもしれませんが、実はとても手の込んだ造りになっています。
「真鯛」の帯留ベース
商品名 | 真鯛 (まだい) |
---|---|
タイプ | 帯留め |
縦 | 約2.2cm |
横 | 約3.8cm |
材質 | SILVER 925 |
重量 | 約21g |
価格 | 50,000円(税込 55,000円) |
製作期間 | 即日〜1ヶ月程度(混み具合により異なります。) |
追加装飾 | 可能(但し、価格は異なります。) |
材質変更 | 可能(但し、価格は異なります。) |
参考 : 18金 円前後(税抜) |
「ご購入フォーム」とはしておりますが、作り置きの商品は、ほぼ御座いませんので、
即購入とはなりません。
ですが、その分、「できるだけ軽く・・」、「少しだけ形を変えて欲しい・・」など、お客様のお好み、
ご希望に合わせた製作にご対応させて頂いております。
掲載されている製品とほぼ同じ形でしたら、料金の範囲内でご対応させて頂いております。
製作には、少々お時間が必要ですので、余裕を持ってご依頼ください。
真鯛 / Madai(Red Seabream)
Japanese traditional lucky charm