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 1000年後も、美しく

1000年後も、美しく

かんざし宮北は、「1000年お使い頂けるかんざし」を目指しています

貴金属の金(Au・ゴールド)が使われだしてから、どのくらいの時間が経っているのかを、ご存知でしょうか?
純金インゴットの三菱マテリアルによれば、7000年前からだそうです。
大英博物館で見ることができるツタンカーメン王の黄金のマスクは、即位が紀元前1333年頃と言われていますので、 なんと今から3300年以上前に作られたものです!
つまり素材だけを考えれば、数千年も品質を保つのです。
あとは、作り手がその素材に対して、どのような造形にしてあげられるのかに掛かっています。
不詳だからこそ、そういう物作りをしたいと思っています。

1. 一生懸命作っているので、長く使って欲しい

宮北の製品は、膨大な時間をかけて作ります。
出来上がった製品を見るだけでは、それは分かりにくいとは思いますが、すべての面を作っています。
造形としてすべての面を作り出し、相当の時間をかけてすべてを整えていきます。
その後、磨き出しに入り、仕上げまでに最低5工程の磨きを、膨大な時間をかけてすべての面に行います。
造形が気に入らなかったり、傷が残っていれば、何度もその作業を繰り返し、仕上がります。
美しいものを作りたい、そして、お客様に喜んでもらいたい、その一念で作ります。

2. 長くお使い頂くことができれば、結果として安い

一度しか使われない製品と、5年、10年、20年とお使い頂ける製品とでは、年単位での金額が変わってきます。
無粋ですので計算はしませんが、一生使えるものは価値が変わってきます。
ものの良し悪しとは、金額ではなく、ものの持つ価値だと思っています。
一生ものって、素敵ですよね。
作り手側も、そうなって欲しいと思って作っています。

3. 長くお使い頂ける造形にする

素材として数千年も品質を保つとしても、求めた形状により変形してしまっては、長く使って頂くことができません。
とは言っても、重さも大切な要素ですので、できるだけ軽くなるように作りながらも、強度と美しさを求めてお作りしています。
一瞬の刹那的な造形を求めるのならば、もっともっと華やかな製品をお作りできるのですが、宮北ではお作りしません。
条件を狭くしてこそ、深まり見えてくる造形も沢山あり、変形をおこさない造形の中で、より美しく見ごたえのある物作りをしています。

4. 美しい、使いたいと思って頂けるデザイン

「この季節になったら使いたい!」、「あの日に使いたい!」、そう思って頂けることは、 物作りをしている者にとって最高の幸せですし、 お使い頂く方に、付けること所有することにワクワクして頂ける製品をお作りしたいと思っています。
またそれは、その製品にとっても幸せなことで、使用頻度が多くても、 大切に扱って頂けますので、結果として末長く使って頂けます。
お客様に、ワクワク、ドキドキ、楽しくなって頂けるデザインを、不肖ながら心がけてお作りしています。

5. 時間が経っても、古くならないデザイン

大切なことですが、何年経ってもカッコイイと思って頂けなければ、 お母様から娘様、娘様からお孫様へと、代々とお使い頂くことができません。
日々、デザインはどんどん新しくなっていきます。
ですが、ずっと変わらず受け入れられているデザインがあるのも、また事実です。
まだまだ勉強中ではございますが、そのように、時代が変わっても受け入れられるデザインをしたいと思っています。

必須マーク 宮北では、 お作りするお品を、作品とは呼んでおりません。一点一点手作りであり、作品とした方がよいのかも知れませんが、 常にお使いいただく方を思い高い品質でお作りする為に、あえて商品であり製品と呼んでいます。
もちろん、お客様に作品と呼んでいただけることは光栄です。

かんざし水平線
1000年後も、美しく / Beautiful even after 1000 years
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